 |
|
内部では大阪市の管理のもと
この場所性を活かした「アーツアポリア」という
アートNPO活動が営まれています。
外部はどこか写真を見ているような客観的な視点で見ていたのですが、
内部に入ると特有の匂い、薄暗さ、幾度も重ねられた補修の痕など
五感を通じて建物の存在を意識させられます。
中西代表と学生ボランティアスタッフの方に
隅々まで案内していただきながら、
活動内容、今後の課題などを伺いました。
我々が知っているような著名芸術家は、別の言い方をすれば
「売れている」ということになります。
そのような消費にアートという分野が囚われてしまうのはよいことなのか?
という問いが設立の意図のようです。
「実験性あるアート活動を」という主旨により、
議論の場を設けたり、
サウンドアートという耳慣れない分野の企画を行ったり
その他、様々な活動を行っておられるようです。 |
▲海岸よりの倉庫
アマチュアのアーティストに創作の場を提供している。
トップライトから射す光はそれだけでアートな雰囲気。
|
|
|

▲アーティストたちの社交場
定期的にコンサートなどが開かれる。
明るい人ばかりで、一般の人が訪れても快く迎えてくれます。 |
|
サウンドアートを実際、体験しましたが、
「わからない」というのが実感でした。
その思いをそのまま中西氏に話し、
「社会と繋がってないのではないか?」という
失礼な問いもぶつけてしまいました。
実験的であるということは、
そうならざるを得ないのかもしれません。
「既存のシステムに拠らない価値観を提案することで、
都市の活性化や多様な生き方の創出に積極的に貢献します。」
と設立の目的にあるのですが、
我々はどうしても既存のシステムに拠った価値観で物を見、
その価値観に合うものは列を成してまで見ようとします。
結果、こちら(NPO)が開いていても、なかなか市民が入ってきてくれない
という現象がおこるのでしょう。
この活動の多くが大阪市からの助成でまかなわれているのですが、
市の財政難の状況の中でも、今後も助成の存続をされることを望みます。
千利休と秀吉、ルネサンスとメディチ家、
20世紀初頭の前衛芸術家と資本家、
新しい文化の開拓には、消費に翻弄されない手助けが必要だと思います。
そんな、高度な文化創造スペースが大阪にあります。
イベントスケジュールを確認して、ぜひ訪れてみて下さい。
|
 |
|
|
|
|
|